戦うWEBディレクターのブログ

五反田に住む戦うWEBディレクターのブログ

健康診断でコレステロールと中性脂肪が基準範囲を超えても気にするな

会社で健康診断を受けたら、「中性脂肪」と「LDLコレステール」だけが基準範囲を超えていて、判定が「要精密検査」でした。

自分はそれなりに格闘技をやっているので、人並み以上に運動をしています。

BMI(体重÷身長X身長)は21、体脂肪は12%なので、全く肥満ではありません。また、お酒はほとんど飲まないし、もちろん、タバコも吸いません。

それなのに、「中性脂肪」と「LDLコレステール」だけ異常値なのが気になったので、病院で再検査を受けてみることにしました。

再検査の結果、医者に「コレステロールが高いと、動脈硬化心筋梗塞の危険があるので、コレステロールを下げる薬を半年間続けてみて、数値を下げましょう」と言われました。

しかし、別に体の調子が悪い訳ではなく、肥満でもないのに薬を飲まないといけないことが、納得できませんでした。なので、自分でコレステロールについて本やネットで調べてみました。

そして、下記の本を読んで驚くべき事実が判明したので、要点をまとめてみました。

コレステロールが高い方が長生きをする!

そもそもコレステロールとは、体に必須の物質で、細胞膜や神経細胞、ホルモンの原料です。
コレステロールが低いと、体の免疫力を高める細胞膜が弱くなるため、癌や肺炎になりやすくなります。
日本人の死亡率トップは癌です。よって、コレステロールが高い方が癌になりにくくなるので、長生きすると言われています。

コレステロールが高くても心筋梗塞にはならない!

心筋梗塞の原因は、心臓の周囲を取り囲んで心筋に栄養を送っている冠動脈が詰まることです。
心筋梗塞の部位の血管にコレステロールが多く含まれていたため、コレステロール悪玉説がこれまで信じられてきました。

しかし現在では、心筋梗塞の原因は血管の炎症であり、コレステロールは炎症を修復していたことが分かっています。
よって、血管に炎症がなければ、コレステロールが高くても心筋梗塞にはなりません。

血管の炎症の原因は、喫煙、トランス脂肪の取りすぎ、BMI35以上、強いストレスなどです。よって、コレステロール低下薬を飲まなくても、生活習慣の改善で血管の炎症を防ぐことが可能です。

中性脂肪の数値は変りやすいので気にしなくてもいい

中性脂肪は食べ過ぎが続けば高くなるし、食べる量が減ると下がります。
このように短期間で変化する数値なので、検診時に高くても薬で下げる必要はありません。
中性脂肪を減らすには、空腹時の有酸素運動や、就寝前に10〜15分程度の筋トレが有効です。

健康診断の基準範囲は低すぎる!

日本の健康診断の基準値は、LDLコレステロール139、中性脂肪150です。
心筋梗塞が日本の3倍以上の欧米の基準値は、LDLコレステロール190、中性脂肪250です。

このように、日本は欧米と比べて基準値が低いため、健康な人でも過半数が病人にされています。
また、欧米では高リスクの人にだけコレステロール低下薬が処方されます。
しかし、日本では健康診断でどれかひとつでも基準値を超えると、誰にでもコレステロール低下薬が処方されます。

2008年4月から基準値が下げられた事により、コレステロール低下薬の年間売上が3000億円と急増しています。

コレステロール低下薬を飲み続けると筋肉が溶ける!

コレステロール低下薬のスタンチンは副作用の発症率は高く、1年間服用を続けると22%、5年間でほぼ全員に副作用が発生します。
副作用には、運動に使う筋肉が溶けるという症状があり、歩行困難になったり、重症化すると呼吸も困難になります。

まとめ

これまでコレステロールは、ドロドロした脂の塊のようなもので、癌細胞みたいに体に悪いイメージでした。
しかし、本当は体の免疫力を高めたり、神経細胞やホルモンの原料になったり、体にとって大事な物質ということを知りました。

自分はLDLコレステロール値が167で、健康診断の基準範囲139を超えています。
しかし、160以下くらいが一番適切な数値といわれているので、医者から言われたように、コレステロール低下薬で数値を下げる必要は全くないと思いました。

また、コレステロール低下薬は、筋肉痛や筋肉が溶けるという副作用があります。普段から格闘技で体を鍛えている自分にとって、コレステロール低下薬を服用することは、逆に危険な状態になっていたかもしれません。

自分はこの本に書いてある事がすべて正しいとは思いません。しかし、医者は患者を薬漬けにして病院の売上を上げることばかり考えていることがあります。よって、医者に言われるままに薬を飲み続けるのことは、とても危険かもしれません。

また、医者は効率よく仕事を回すために、患者にきちんと病気の説明をしないことがあります。よって、本を読んだり、ネットで調べるなど、自分から病気や体の知識を得る必要があります。

医者や薬に頼らずに、体に良いものを食べて、ちゃんと運動するなど、普段の生活習慣を気をつけることが大事だと思いました。