LPOで1番のサイトに学ぶ、ランディングページ制作のポイント
「アクセス解析」や「SEO」の次に、Webディレクターが、知っておくべきことと言えば、最近流行の「LPO」かと思います。
という訳で、「LPO」で検索した時に、一番上位に表示される、株式会社ギャプライズのサイトを、勝手に研究してみました。
※どうか怒られませんように…
ファーストビューが重要!
ファーストビューは、サイトの第一印象を決める最も重要な要素です。かといって、色々書きすぎても、ユーザにメッセージが伝わらないので、端的に訴求ポイントを絞ることが重要です。
※ちなみに、「Browser size」によると、90%のユーザのファーストビューが「横900×縦500ピクセル以内」だそうです。
ファーストビューで伝えるべきことは?
(1)何のサイトなのか?
⇒会社のロゴはあまり目立たせず、制作実績とLPOサービスのサイトであること明確に説明していますね。
(2)どんなメリットがあるの?
⇒サイトの一番のウリと実績を、文字のジャンプ率を高め、矢印で躍動感を出すことで、印象的にユーザに訴えてますね。
(3)連絡先はどこなのか?
⇒直にコンバージョンに繋がる場合もあるので、連絡先は右上など、標準的な場所に配置すると良いです。
コンバージョンにつながるボタンは目立たせる!
せっかく、サイトに興味を持ってもらっても、どれがボタンなのかが分からなければ、意味が無いですよね。
なので、コンバージョンにつながるボタンは、必ず押してもらえるように目立たせることが重要です。
コンバージョンにつながるボタンを押させるコツ
(1)角丸、グラデーションでボタン感を出す。
⇒思わず押したくなるようなビジュアルが大事です。
(2)ボタンの中に矢印を入れる
⇒矢印があることで、この先があるように思わせることができます。
(3)オンマウスで色を変える
⇒色を変えることで、ボタンと、ただの見出しと区別することができます。
(4)ボタン内のテキストを魅力的なうたい文句にする
⇒「今すぐクリック」はもうユーザに飽きられてますよね。「〜ませんか?」のように疑問文にした方がクリックされやすいようです。
(5)ボタンを繰り返し登場させる
⇒サブリミナル効果のように、度々ボタンを出すことで潜在意識に訴えかけることができます。
ビジュアル重視でユーザを飽きさせない!
ランディングページは、ユーザがコンバージョンを達成するまでの遷移を極力少なくするために、1ページで構成されています。
よって、ユーザを飽きさせずに、最後までページをスクロールさせるために、ユーザが楽しめるようなページ作りが重要です。
ユーザの信頼をつかむ!
中小企業やベンチャーは、まだ名前が知られていなかったり、ネットでの買い物は、相手の顔が見えないので、ユーザは不安を持っています。
なので、ユーザの信頼をつかむことが重要です。
ユーザの信頼をつかむ方法
(1)大手企業のロゴを出す。
(2)制作実績を掲載する
(3)ユーザの声を掲載する
特に、制作実績や成功事例などを見てから、購入を決めるユーザが多いので、そこからコンバージョンへの導線も作るようにすると良いでしょう。
ページの最後に、ゴールを複数用意する
コンバージョンを上げるためには、敷居の低いゴールを1つだけ用意した方が良いと言われています。
しかし、ページを最後まで見たユーザは、かなり見込み客なる可能性がある訳です。よってその場合は、あえてゴールを複数用意して、どこかしらにたどり着けるようにするのも手です。
このサイトの場合は、「無料分析」「サービスに関するお問合せ」「連絡先」「特設サイト」という4つのゴールを用意しています。
直接コンバージョンに繋がるゴールだけではなく、「お問合せ」や「特設サイト」で見込み客・リピーター獲得を狙っているようです。
仕事で使える謎かけ
今、流行っていることといえば、「謎かけ」です。
ビジネスの会話でも、「謎かけ」がサラっとでたりすると、「頭の回転が速い奴」と思われるかもしれないですよね。
という訳で、ビジネスで使えそうな「謎かけ」を考えてみました。
ビジネスで使えそうな「謎かけ」
緊張したビジネスシーンでも、「謎かけ」を使えば、その場が和んで仕事が上手くすすむはず!
ご挨拶と掛けて、野球のピッチャーと解く、その心は…、
あうと(会うと/アウト)します。
名刺と掛けて、子供を肩車したお父さんと解く、その心は…、
かたがき(肩書き/肩、ガキ)のってます。
大事なプレゼンと掛けて、ヤブ医者のいる病院と解く、その心は…、
かんじゃ(噛んじゃ/患者)大変です。
企画書と掛けて、釣竿と解く、その心は…、
いと(意図/糸)があります。
品質管理と掛けて、闘牛と解く、その心は…、
けんさします(検査/剣、刺します)
クレームと掛けて、お好み焼きと解く、その心は…、
へらない(減らない/ヘラない)と困ります。
残業と掛けて、結婚と解く、その心は…、
ひろう(疲労/披露)します。
この国の経済と掛けて、携帯電話と解く、その心は…、
にほん(日本/日本)は不安です。
メールと掛けて、仮面ライダーと解く、その心は…、
へんしん(返信/変身)します。
ツイッターと掛けて、新入社員と解く、その心は…、
フォローが大切です。
上場したベンチャー企業と掛けて、スキーと解く、その心は…、
ストック(オプション)を持ってます。
上司や取引先を気持ち良くするなぞかけ
○○に上司や取引先のお偉いさんの名前を入れましょう。きっと相手は気持ち良くなってくれるはず!
○○さんと掛けて、大統領と解く、その心は…、
にんき(人気/任期)があるんです。
○○さんと掛けて、慣れない仕事と解く、その心は…、
ふあん(ファン/不安)が沢山あるでしょう。
○○さんと掛けて、飛行機と解く、その心は…、
きたい(期待/機体)が大きいんです。
○○さんと掛けて、トナカイと解く、その心は…、
そりがあいます。
○○さんと掛けて、果物と解く、その心は…、
き(気/木)になります。
○○さんのいない会社と掛けて、コンビニと解く、その心は…、
しまらないでしょう。(締まる/閉まる)
○○さんへの忠誠心と掛けて、藁葺き屋根と解く、その心は…、
かわらない(変わらない/瓦ない)でしょう。
コンパで使えるなぞかけ
仕事の打上げや、合コンなど、気のきいた「謎かけ」で人気者になること間違いなし!
コンパと掛けて、おにぎりと解く、その心は…、
のり(ノリ/海苔)が大切です。
飲み会と掛けて、花火と解く、その心は…、
打上げで見られるでしょう。
乾杯と掛けて、お風呂と解く、その心は…、
おんど(音頭/温度)が大切です。
お酒と掛けて、音楽と解く、その心は…、
ロックがかかせません。
ビールと掛けて、雑誌と解く、その心は…、
はっこう(発酵/発行)します。
カラオケと掛けて、立候補と解く、その心は…、
せんきょく(選曲/選挙区)が大事です。
焼肉と掛けて、イチローと解く、その心は…、
ミートがうまい(美味い/上手い)です。
鍋と掛けて、ものまね芸人と解く、その心は…、
よくにてます(煮る/似る)
まとめ
仕事場で謎かけを言うときに、その場の空気を読み間違えると、干されたり、飛ばされたりすることがあると思うので、それは自己責任でお願いします。
追伸
人前で謎かけをする機会があったのですが、めちゃめちゃスベったので、もう二度と人前で謎かけをすることはないと思います。
WEBディレクターが知っておくべきSEO対策
WEBディレクターの仕事は、サイトの企画、設計、運用だけでなく、成果達成まで求められます。
サイトの成果を達成をするためには、SEOの知識が必要不可欠です。
先日、「CSS Nite LP, Disk 10 SEO棚卸し」に参加してSEOを学んできたので、自分流にまとめてみました。
検索キーワードのリストアップ
まずは、どんなキーワードでサイトにユーザを集めるのか、キーワードを選定することから始めます。キーワードは制作者が考えるのではなく、ユーザが実際に検索するキーワードでないと意味がありません。キーワードを選定するには、グーグルアドキーワードを使いましょう。
また、キーワードは細分化するほどに、コンバージョン率が高いと言われています。
スモールキーワードで積極的にSEO対策を行うと効果的です。
title、h1タグ内でキーワードを使用
SEO対策の王道は、titleタグとh1タグ内にキーワードを入れることです。ただ、やみくもにキーワードを入れたら良いという訳ではありません。キーワードは細分化されるため、語数が多いほどSEOの効果が弱くなります。
例えば、このブログのtitleタグの場合
|戦う|WEB|ディレクター|の|ブログ|
と4つ単語に分割されて、総点を100点とすると、1語につき25点ずつになります。
よって、ページのテーマはシンプルに語数を短く、基本、1ページに1キーワードがベストです。また誘導したいキーワードほど、文の先頭に入れた方が効果的です。
本文中でキーワードを使用
titleやh1タグだけでなく、キーワードは本文中にも使用すると効果的です。キーワードの出現頻度の解析には、「キーワード出現頻度解析ツール」が便利です。
以前は、メインのキーワードの出現頻度は5%が適切と言われていました。しかしそれよりも、メインのキーワードがページ内の出現頻度ランキングで上位に入っていることが重要です。
ユーザシナリオ、ナビゲーションをシンプルにする
ページ内の単語数を減らしてキーワードの出現頻度を上げるには、ページの構成をシンプルにする必要があります。
ページの構成をシンプルにする方法として、Amazonではページごとにナビゲーションを切り替えています。
ユーザの導線シナリオとして、家電用品を買ったユーザが同時に本を買うことは考えにくいと想定されます。よってAmazonでは、商品カテゴリごとにナビゲーションを絞り込み、ページをできるだけシンプルに見せる様にしているのです。
meta descriptionは読みやすく
metaタグはSEOの順位に影響するというより、検索結果ページ(SERP)内でのクリック率に影響します。全角30文字くらいでサイトのウリ、強みを分かりやすく記述することが重要です。また、SERPにdescriptionが表示されない場合もあるので、サイト内にもリード文を記述しておくと良いでしょう。
Yahoo!カテゴリ、Yahoo!ビジネスエクスプレスに登録
Yahoo!カテゴリやYahoo!ビジネスエクスプレスに登録することで、確実にYahoo!のクロール頻度が上がり、検索されやすくなります。Yahoo!ビジネスエクスプレスに登録は有料で5万円ですが、広告費としては低価格と言えるでしょう。
バイラルに広がるコンテンツを作る
検索エンジン、とくにgoogleの表示ランクは外部リンク(被リンク)をとても重要視しています。最も効果的に被リンクを増やす方法は、口コミで話題になるような面白いコンテンツ(バイラルコンテンツ)を作ることです。ここで代表的なバイラルコンテンツをご紹介します。
インフォグラフィック
情報、データ、知識を視覚的に表現したページのこと。
ウィジェト
バイラルコンテンツを流行らせるコツは次の4つが挙げられます。
- 潜在ニーズを探す
- 短期利用より長期利用
- Simple is Best.
- 関連性をつける。
ブログでユーザの疑問に答える
バイラルコンテンツは上手くいけば効果がありますが、なかなか狙ってできるものではありません。そこで、最もで現実的な被リンク構築方法は、サイトオーナー自らブログを書くことです。その理由は、高い専門知識を持つサイトオーナーが、ユーザの疑問や悩みに答えることで、ナレッジやログが蓄積されて、結果的に被リンク増えるからです。また、こうしてできた被リンクは第二のランディングページとして、コンバージョン率が高い誘導となります。
インターネットとMMA(総合格闘技)の共通点
自分は、Webディレクターという仕事をやりながら、趣味でMMA(総合格闘技)をやっています。
そこで、インターネットとMMAは、全然関係性が無いようだけど、結構、共通点があるということに気が付きました。
という訳で、インターネットとMMAの関係性について、まとめてみました。
MMAとインターネットの歴史
1984年に、日本のMMAの起源である、UWFや修斗が登場しました。
そして同じ年に、慶應大学と東京工業大学、東京大学が日本初のインターネット接続をしました。
それから、1994年にアメリカでUFC、1997年にPRIDEで「高田延彦vsヒクソン・グレイシー」が開催され、この頃からMMAが世間一般に知られるようなりました。
そして同じ頃、1995年にWindows95が発売され、世間一般のインターネット利用が始まり、2000年頃にADSLや常時接続が普及するようになりました。
このようにMMAとインターネットは、登場した時期やブームになった時期が重なっています。
MMAもインターネットも異種格闘技
MMAの選手は、柔道やレスリング、ボクシング、柔術、空手、テコンドー、ムエタイなど、様々なバックボーンを持っています。
同じ様に、インターネット業界も、プログラマーやデザイナーだけでなく、コピーライター、DTP、ゲームプログラマー、映像作家、ミュージシャンなど、様々なバックボーンを持った人が多いです。
このようにMMAとインターネットは、異業種の人々が同じ舞台で競い合うことができます。
MMAもインターネットもバーリトゥードゥ(何でも有り)
MMAは“総合”格闘技と名乗るように、打撃、投げ技、締め技、関節技など、攻撃の幅がとても広いです。。
同じ様に、インターネットは文章だけでなく、アニメーション、動画、音楽から、ショッピング、ビジネスツールなど、用途の幅がとても広いです。
このようにMMAとインターネットは、ポルトガル語でいう「Vale Tudo(何でも有り)」と言われるように、自由度や創造性が高いです。
まとめ
自分が生まれた頃には、インターネットもMMAもほぼ存在しませんでした。
だから、現在、自分がその2つに関わっているということが不思議な気がします。
その2つに魅かれた共通の理由をまとめると、次の3つです。
- 「古いもの」よりも「新しいもの」の方が好き
- 「ひとつのこと」よりも「色んなこと」に挑戦してみたい
- 「形にハマったもの」よりも「独創的なもの」の方が好き
ということで、今後も、「インターネット」と「総合格闘技」に関わっていきたいと思っています。
英語はWebディレクターの必須スキル!iphoneで英語の勉強
6月になってブログやツイッターの更新が滞るようになりました。その訳は、英語の勉強の方に時間を割くようになったからです。
これまで英語と無縁の環境だったので、大学受験から約10年間、全く英語の勉強をやってきませんでした。しかし、そろそろ真剣にやらないとヤバいかな〜と思い始めています。
英語の勉強を始めようと思った理由は次の通りです。
ITサービスのグローバル化が進む!
Apple、Twitter、Facebook、Dropbox、Evernoteなど、日常的に使っているITサービスやiphoneアプリの国外産が占める割合が増えてきました。
それに加えて、DeNAやGREE、Mixiなどの国産IT企業も、Facebookなどの海外ソーシャルアプリ市場に参入を始めました。
今後ますます、IT業界において日本と海外の壁は無くなっていくだろうと思われます。
楽天が社内公用語を英語に!
そんなIT業界のグローバル化が進む中で、いち早く社内公用語の英語化を発表した日本企業が楽天です。
三木谷浩史・楽天会長兼社長――英語ができない役員は2年後にクビにします
すでに楽天のWebディレクターの中途採用の応募資格は「TOEIC600点以上」。
このような時代の流れを見ていると、Webディレクターも英語力が必須のスキルになるだろうと思った訳です。
「iPhone」は最強の英語学習ツール!
英語の勉強を始めるにも、英会話スクールや通信教育はお金がかかるし時間も拘束されるので、サラリーマンにはハードルが高いです。
しかし、その問題を解決してくれる最強の英語学習ツールがあることに気がつきました。それが「iPhone」です!
■iPhoneが英語学習に最適な理由
- アプリの値段が安い。
- リスニングとリーディングが同時にできる。
- いつでもどこでも英語の勉強ができる。
英語学習のiPhoneアプリは他のアプリと比較して高価ですが、それでも1000〜1500円くらいです。毎月数万円する英会話スクールに比べれば格安です。
それに一昔前は、教材の書籍やCDが別々で持ち歩くのも不便でしたが、iPhoneはそれが同じ端末にまとまっていて、邪魔な教材を持ち歩く必要もありません。
しかも、通勤や待合せの際など、ちょっとした空き時間にいつでも勉強ができます。
これほど英語学習に最適なツールは、歴史上、無かったといえるでしょう!
という訳で、現在、自分が実践しているおすすめのiPhoneアプリを紹介します。
おすすめの英語学習のiphoneアプリ
英単語のおすすめアプリ「1分間英単語 完全版1600」
単語を色分けして、ひたすら目と耳で覚えるという、とてもシンプルなアプリです。面白みはあまり無いですが、実用的でかなり使いやすいです。このアプリの熟語版で「1分間英熟語 完全版1400」というのもあるのですが、このおまけに付いている「英語学習でやってはいけない5つの事」の解説がとても参考になりました。
■英語学習でやってはいけない5つの事
- 英単語を書いて覚えてはいけない
- 英単語の例文を覚えてはいけない
- 辞書を引いてはいけない
- 偏差値65になるまで長文をやってはいけない
- 日本語約を書いてはいけない
英単語を書いて覚えるより、目と耳だけを使った方が時間がかからないので、短時間で沢山の単語を覚えることができる、また、単語の例文を覚えたり、辞書を引いたり、日本語訳を書くのは時間の無駄、あと、語彙と熟語だけを完璧に覚えれば、長文を早く読めるようになると言っています。
自分の学生時代は、このやってはいけないことを全部やってしまってました…
文法・語法のおすすめアプリ「アルクで身につく!TOEICテスト文法特訓編」
5文型から名詞、仮定法に接続詞まで、文法・語法の解説に問題集など、分厚い英語教材に匹敵するくらいの内容がこのアプリに含まれています。英語の基礎から勉強し直すには最適のアプリです。
リスニングのおすすめアプリ「究極の英語リスニング Vol.1(アルク)」
1分程度の英会話のリスニングが50本収録されています。英文や和訳を表示することでリスニングとリーディングを同時にできるのが良いです。まとめ
iPhoneやインターネットが普及して、勉強する学生にとって良い時代になったと思います。
もしも、自分が学生の時にiPhoneあれば、もっと勉強ができるようになっていたような気がします。
でもそんなことを言ってもしょうがないので、その分、今、英語の勉強を頑張ってみようかと思った訳です。
しかし、所詮、今から英語の勉強を始めたところで、ネイティブや帰国子女には敵わないので、やるだけ時間の無駄という人もいるかと思います。
ただ、自分の場合は、英語がベラベラになりたい訳ではなく、英語に対するコンプレックスや拒否感が少しでも無くなれば良いと思っているだけです。
それに、英語の勉強は全然苦じゃないですし、携帯でつりげーやキャバゲーに時間を費やすよりは実用的かと思っています。
という訳で、今の目標は、とりあえず、今年中にTOELC500点を目指します。
追伸
2010年10月に受けたTOELCの結果があまりにもひどくて、英語の勉強をあきらめました。やっぱり、英語が必要な状況にならないと、英語は上達しないと思います。
ぐるなびとカカクコムの決算発表を比較してみる。
5月といえば、会社の3月決算説明がある時期です。なので、個人的に気になる2つの会社の決算説明の内容を比較しようと思います。
その2つの会社は、「株式会社ぐるなび」と「株式会社カカクコム」です。
この2つの会社は、ユーザに対して無料でコンテンツを提供し、お店から販促料・広告料を貰うという点で、ビジネスモデルが良く似ています。
ぐるなびとカカクコムのビジネスモデルのピクト図解
今流行りの、4つのフリービジネスモデルでいう「三者間市場」です。
ビジネスモデルは似ていても、実際に財務諸表の中身がどれくらい違うのかを、見比べたいと思います。
<注意>
- 自分は投資家でもアナリストでも無いなので、あくまでも、ど素人が書いていることだと理解してください。
- ここに書いてある数値は、下記の投資家情報の資料によるものです。細かい数値は四捨五入しています。
2010年3月期の損益計算書の比較
売上高はぐるなびがカカクコムの1.8倍、100億円以上差があります。しかし、純利益はカカクコムがぐるなびの1.4倍と逆転しています。
ぐるなびは大勢の営業力を使って売上を稼いでいるのに対して、カカクコムは少人数の技術者が作るシステムで売上を稼いでいるようです。
株価と時価総額の比較
時価総額は、カカクコムがぐるなびの2.7倍、600億円以上の差があります。PBRやPERもカカクコムの方が高く、株式市場の人気が高いことが伺えます。
飲食店だけに特化しているぐるなびと比較して、カカクコムは様々な事業を展開しているため、景気による影響が少ないようです。そのため、事業や株価が安定しているのかもしれません。
サイトパワーの比較
決算説明会資料に公表されている数値を比較すると、「ぐるなび」は「食べログ」よりも、利用者数が多いように見えます。
しかし、PVやUUは、各社ごとに取り方が違ったりするので、正確に比較することは困難です。
AlexaやNetRatingsによると、食べログがぐるなびを抜いたという数字も出ているようです。
今期の取り組み
まとめ
自分の感想ですが、ぐるなびは加盟店寄りで、カカクコムはユーザ寄りのような感じがしています。
カカクコムの方がぐるなびよりもユーザ寄りなので、WEBサイトのユーザビリティはぐるなびよりも食べログの方が勝っているような気がします。
しかし、ぐるなびは飲食業に事業が特化していて、営業やサポートスタッフが多いので、お店に対する販促支援や飲食業界のノウハウ提供は、食べログよりもぐるなびが勝っていると思います。
一見、ビジネスモデルが似たように見える会社ですが、決算説明内容を見ると財務や戦略が違うということが分かります。
ぐるなびと食べログは、それぞれ戦略が違うので、お互いがカニバルことなく共存していけたら良いと思いました。
参考リンク
参考図書
「もしドラ」に学ぶ、WEBディレクターに必要なマネジメント(※ネタばれあり)
WEBディレクターの中心的な仕事は、プロジェクトを成功に導くために企画立案や進行管理を行う、プロジェクトマネイジメント業務です。
なので、会社の経営者と同じ様に、マネイジメント力が必要になります。
マネイジメントと言えば、最近、話題の本がコレです。
この本の内容を簡単に説明すると、主人公の高校野球のマネージャーみなみが、ふとしたきっかけでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会い、ドラッカーの教えをもとに甲子園を目指す青春物語です。
この本を読んで、マネージャーみなみが実践したマネイジメント方法は、WEBディレクターにとっても参考になると思いました。
という訳で、マネージャーみなみが行ったマネイジメント方法ををまとめてみました。
※この内容は、物語のネタバレを含むため、先に本書を読んでおくことをおすすめします。
野球部の定義・目標設定
あらゆる組織において、共通の見方、理解、方向付け、努力を実現するには「われわれの事業は何か」を定義することが不可欠である。企業の目的と使命を定義するとき、出発点は1つしかない。顧客である。顧客によって事業は定義される。
みなみは野球部のマネイジメントをするため、野球部を『顧客に感動を与えるための組織』と定義する。次に、目標を『甲子園に行く』に設定する。
野球部のマーケティング
マーケティングは顧客の現実、欲求、価値からスタートする。すなわち「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言う。
みなみは野球部員のマーケティングをするために、病気で入院中の元マネージャーに依頼して、「お見舞い面談」と称し、野球部員ひとりひとりから要望や悩みを引き出す。
野球部の組織化
消費者運動が企業に欲求しているものこそ、まさにマーケティングである。それは企業に対し、顧客の欲求、現実、価値からスタートせよと要求する。
みなみは野球部員が練習をサボらないようにするため、監督と後輩マネージャーに、魅力的な練習メニューの作成を依頼する。そして、練習方法に『チーム制』が導入され、野球部員に競争心や責任感が芽生えて、練習をサボる部員がいなくなる。
野球部のイノベーション
マーケティングだけでは企業としての成功はない。企業が存在しうるのは、成長・変化する経済においてのみである。そして企業こそ、この成長と変化のための機関である。したがって企業の第二の機能は、イノベーションすなわち新しい満足を生み出すことである。
みなみは野球部員を短期間で強くするため、監督に高校野球の古い常識を打ち破る新しい戦略の作成を依頼する。
そして、監督は「送りバント」と「ボール球を打たせる投球術」を捨てる『ノーバンド・ノーボール』という新しい戦略を生み出す。
野球部の社会貢献
マネイジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解決に貢献する役割がある。
みなみは社会貢献をするため、野球部が取り組んできたマネイジメント方法を、陸上部や料理実習部など、野球部以外にも広げる。それにより、他の部との合同練習が始まり、相互の協力関係が生まれる。